暑い日差しが続く季節になりました。
外に出れば、街中の公園や幼稚園、小学校など
さまざまな場所で、夏の花が見られます。
今年の夏休みは何をしてあそびますか?
自由研究は何にするか決まりましたか?
まだ決まっていないという人におすすめしたいのが、
身近にあるお花を使ってできる色水あそび。
小さなお子さんとでも、
お部屋の中で簡単にできる実験です。
準備するもの
- アサガオ、マリーゴールドなど色味のあるお花
- プラスチックのカップ
- チャック付きのポリ袋
- スプーン
- こし器
- 重曹(ベーキングパウダーでも代用可能)スプーン1杯分
- クエン酸(レモン汁でも代用可能)スプーン1杯分
- 水 コップ1杯分
(基本編)色水のつくりかた
①ポリ袋に、お水と花びらを入れる
写真はニチニチソウという赤いお花で試してみました!
②スプーンでお花をもむ(手でもOK)
もんでいくとお水の色が少しずつ変化していきます。
③カップにこし器をセットして、
お花が入ったお水をこすと、色水が完成!
(応用編)さらに色水を変化させてみよう
①色水を3等分に分けて、2つのカップに
それぞれスプーン一杯分の重曹・クエン酸を加えて混ぜる
②自然光があるお部屋に移動して、色水の変化を観察。
同じお花でもまったくちがう色に変身!
解説
どうしてお水に色がついたの?
お花には、アントシアニジンと呼ばれる色素があります。
花びらを細かくもむことで細胞がこわれ、
色素が水の中に溶け出し、色が変化する仕組みです!
なんで同じ色水なのに混ぜるものによってちがう色になるの?
色水はpH※の値によって発色が変わります!
アルカリ性(重曹)を加えると
値が大きくなり青みがかった色に、
酸性(クエン酸)を加えると
値が低くなり赤い色味に変化します。
※よう液中の水素イオン濃度。よう液が酸性かアルカリ性かを表す尺度です
色が変化する様子(動画)
(番外編)お花の種類によっても色が変わる?
キキョウという紫のお花からは、
青い色が取り出せました。
キキョウとニチニチソウでも、
色の変わり方が違いますね。
他のお花で試してみても、
また違った色になるかもしれません。
お子さんが選んだお花はどうでしたか?
「お花で色水がつくれる理由がわかった!」
「混ぜる成分によって色が変わるのって面白い!」
など、「なぜ?」が分かるとお子さんの理解も深まりますので、
おうちでぜひ試してみてください!