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Osaka

あの歴史的出来事が行われた難波宮が大変身

2025.03.18(Tue)

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はじめに

大阪の中心部に、日本の歴史を大きく動かしたあの出来事の舞台となった特別な公園があるのをご存知ですか?その出来事とは日本人にはおなじみの「大化の改新」。1300年以上の歴史を持つこの場所は、古代の宮殿跡でありながら、2025年大阪・関西万博の開幕に向けて魅力的な空間へと進化を続けています。歴史の面影と最新の施設が融合する難波宮跡公園で、新たな魅力を体感してみませんか?

難波宮跡公園ってどんなところ?

かつて文献にしか残っていなかった宮殿が、1954(昭和29)年、大阪市中央区法円坂を中心に発掘されました。我が国最初の本格的な中国式宮殿遺跡として、歴史的にも貴重な存在です。

1974(昭和49)年には、歴史公園として整備され、公園は南部・西部・北部の3ブロックにわかれています。南部ブロックは史跡として保存され、西部ブロックは広々とした公園として整備。そして北部ブロックでは、2025年大阪・関西万博に向けて、新たな賑わいを生む空間が誕生しました。

【コラム】1300年の時を超えて姿を現した古代の宮殿(南部ブロック)

発掘が進むにつれて、この場所には古代の天皇たちが暮らした2つの宮殿が重なっていることがわかりました。上には聖武天皇の宮殿、その下には孝徳天皇の宮殿。特に下層の宮殿は、日本の歴史を大きく変えた「大化の改新」(645年)が行われた場所です。教科書でおなじみのこの歴史的な出来事が、まさにこの地で始まったと思うと、感慨深いものがありますね。日本の歴史が眠る宝の山が、大阪の都会の片隅でひっそりと佇んでいたのです。

赤い部分が大化の改新の頃の大極殿跡
(前期難波宮)
前期難波宮にだけみられる八角殿跡

2025年、もっと楽しく、もっとワクワクする場所へ(北部ブロック)

2025年の大阪・関西万博に向けて、難波宮跡公園はさらに魅力的な場所に生まれ変わります!新しくオープンする「なノにわ」には、おしゃれなカフェやレストランが13店舗も登場。「な」という文字には、”なごむ”、”なじむ”、”みんな”、”なんだか気持ちよい”という想いが込められています。また、この名前には、古代から受け継がれてきた難波宮跡が、これからは市民みんなに開かれた、賑わいあふれる”にわ”になってほしいという願いも詰まっています。歴史公園としての魅力を活かし、ガイドツアーやワークショップ、伝統芸能の特別公演なども予定されています。古き良き時代と現代の活気が共存する空間をぜひ体感しに来てください。

なノにわのイメージ

難波宮跡公園(北部ブロック整備)イメージ

みんなで創る、未来の思い出スポット(南部ブロック)

南部エリアに広がる広々とした芝生広場。遺跡の復元以外には何もないからこそ、無限の可能性を秘めたこの空間で、「なにわのみや1400PROJECT」がスタートしました。

“誰でも自由にやりたいことができる場所”として、あなたのアイデア次第で何にでもなる特別な舞台です。都会の真ん中にある広々とした空間で、あなたの想い描くイベントを開催してみませんか?

「なにわのみや1400PROJECT」ホームページ

歴史が息づくこの場所で、現代の私たちが生み出す新しい体験が広がります。あなたらしい楽しみ方を見つけて、何度でも訪れたくなる大阪の新たな魅力を一緒に創り上げていきましょう。

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