INDEX
- はじめに
- アジアで初めて開催された国際園芸博覧会
- 世界の植物との出会い~咲くやこの花館~
- 都会で出会える小さな自然
- 花々が織りなす風景
- 【コラム】出会いと発見いっぱいのイベントたち
- つながる思い出の場所 – 世代を超えて愛される公園
はじめに
1990年の国際花と緑の博覧会(花博)の会場として誕生した鶴見緑地には、知れば知るほど魅力的な場所がたくさんあります。開催当時の面影を残すエリア、そして、新たに生まれ変わったエリアともに憩いの場として今も市民に愛されています。2025年大阪・関西万博の興奮とはひと味違う、緑豊かな都市公園で、心落ち着く素敵な一日を過ごしてみませんか。
アジアで初めて開催された国際園芸博覧会
国際園芸博覧会としては、アジアで初めて開催された花博。その舞台となったのが鶴見緑地です。
約140haという広大な敷地の中に、中央の大池(いのちの海)を囲むように、自然豊かな「山のエリア」、のどかな「野原のエリア」、都市の未来を考える「街のエリア」という3つの区域が整備されました。園内を歩けば、今も90年の開催当時の面影を感じられるスポットが点在しており、当時の雰囲気を探しながら過ごすのも楽しみのひとつです。
参考ホームページ:公益社団法人 国際花と緑の博覧会記念協会


世界の植物との出会い~咲くやこの花館~
「咲くやこの花館」は、地上2階建て、高さ約30mの国内最大級の総ガラス張り温室として、花博にあわせてオープンしました。世界各地から集められた約5,500種、15,000株もの植物たちが今もわたしたちを迎えてくれます。年間を通じて300種以上の花々が咲き誇り、熱帯から極地まで、地球の植物の多様性を一度に体感できる場所です。中心部のフラワーホールでは定期的にイベントが開催され、ヒマラヤの青いケシや熱帯スイレンなど、珍しい植物との出会いを楽しめます。館全体で花博のテーマである「自然と人間との共生」を継承し、植物の分類や進化、文化など様々な学びの機会も提供しています。


都会で出会える小さな自然
鶴見緑地の中央にある大池(いのちの海)では、豊かな生態系が息づいており、カワセミやコサギ、アオサギ、ユリカモメなどが優雅な姿を見せてくれます。また、標高39メートルの鶴見新山からは園内を一望できます。花博開催後に開始した自然体験観察園では4000坪の農園で田植えや野菜の収穫など、都会では貴重な農業体験ができ、多様な生物との関わり合いについて学べる場としても活用されています。



花々が織りなす風景
四季折々の花々が園内を彩り、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。
早春にはビオラやスイセン、ロウバイが咲き誇り、春本番には日本での栽培が珍しいアーモンドやソメイヨシノ、スイレン、バラが園内を華やかに演出します。
初夏になるとペチュニアやネモフィラ、キキョウが咲き、夏はサルビアやヒマワリ、ハスの花が太陽の光を浴びて輝きます。
秋には鮮やかなコスモスやバラの二番花が咲き、キンモクセイの香りが漂い、紅葉したモミジやメタセコイアが園内を温かな色調で染め上げます。



【コラム】出会いと発見いっぱいのイベントたち
年間を通じて様々なイベントが開催され、多くの人々で賑わいます。
🌹春と秋のバラの開花時期
ガイド付きのローズツアーが無料で開催され、バラの歴史や栽培方法を学べます。
🌳週末の賑わい
メタセコイアの並木道では、日曜日に新鮮な農作物や食品が並ぶマルシェが開催。
ハナミズキホールでは、定期的に掘り出し物がいっぱいのフリーマーケットも開かれます。
🌙夜の山エリア
ナイトイベントとして、ヨガ、星空観察会やコンサートなど、昼間とは異なる魅力を楽しむことができます。
<2025年大阪・関西万博にあわせたイベントも開催>
2025年、大阪・関西万博開催時には、春と夏に「PARK JAM」を開催予定。音楽やフード、ワークショップなどを通じて、万博を一緒に盛り上げる楽しいプログラムが満載です!

PARK JAM開催のようす

つながる思い出の場所 – 世代を超えて愛される公園
1990年の花博から30年以上が経った今も、鶴見緑地は世代を超えて愛されています。2025年大阪・関西万博の開催にあわせ、国際庭園がリニューアル。懐かしい思い出を持つ方々にも、これから訪れる方々にも新しい発見が待っています。万博を盛り上げるイベントも数多く予定されており、大阪・関西万博をさらに深く楽しむためにも、ぜひ花博記念公園を訪れてみてください。