ハボタンは、日本の冬の風物詩といえるほどなじみある植物で、鮮やかな紅白の色合いが美しく、
葉の形状も「丸葉」「ちりめん葉」「クジャク葉」「サンゴ葉」など、様々な種類があります。
それ以外にも、「東京丸葉系」「名古屋ちりめん系」「大阪丸葉系」などの
葉の切れ込みによって系統に分かれています。
以前は「お正月の寄せ植え」や「門松」に使われていることから、
和風の縁起物のような感覚で捉えられていましたが、
最近では、小型の品種など、バリエーションが豊富に作られることで、
和風洋風を問わない幅広く活用されています。
この魅力あるハボタンを、翌年は「踊りハボタン」として楽しんでみませんか。
踊りハボタンの作り方
1. ハボタンは春に「トウが立ち」やがて花を咲かせます。
2. 花が咲き終わったら、花茎の根元で切り戻して、わき芽を出させます。
植え替えを行う場合は、根を切らないように注意して、5月中旬までに行います。
3. 6月~7月にかけてわき芽が発生するので、不要芽などは取り除き形を整えます。
7~9月にかけて、葉の枚数を増やすため肥料を施します。10月以降に肥料が効き過ぎていると、葉の色が変色するので注意しましょう。
4. 11月頃から気温が下がりはじめると、ハボタンの中央部分が色づき「踊りハボタン」が完成していきます。
※ この方法は一例です。
※ 水やりや薬剤散布等の栽培管理の詳細は省略しています。