
みなさんは、公園でどのように遊ぶのが好きですか?
公園には、使う人の数だけ、たくさんの楽しみ方がありますよね!
「こんな公園があったらいいな!」というみなさんの自由なアイデアで
未来の公園をデザインしてみませんか?
公園ってどうやってできるの?
まずは、公園がどんな手順でできるのか、
一緒に勉強してみましょう!
1 設計
「この場所にこんな公園を作ろう」と考えることを
「設計」と言います。
どんな人に、どのように公園を使ってもらいたいかを想像し、
どこに、どんな遊具や木、広場を配置するかを決めます。
公園をつくろうとする場所に何度も行き、
現地のようすをしっかりと確認したり、
市民の方々にも意見を聴いたりして、
つくる場所のようすや、みんなの思いを踏まえて
設計を行うことがとても大切なんです!
2 工事
設計が完成したら、次は実際に現地で公園をつくります。
まず、地面の下に電気のケーブルや水道管を通したり、
フェンスなどを支えるコンクリートブロックなどを設置し、
土をならして整え、広場や園路をつくったりします。
次に、遊具やベンチを設置し、木を植えます。
最後に、設計どおりに公園がつくられているかを確認し、
問題がなければ公園の完成です!
3 維持管理
公園をみなさんに使ってもらえるようになったら、
遊具やベンチなどの施設が安全か、
危険な木がないかなどを、定期的にしっかりとチェック!
異常が見つかった場合には、適切に対応を行います。
みなさんが安心して公園で遊べるように、日々の維持管理は欠かせません!
君だけの未来の公園を描いてみよう!
さあ、ここからが本番!
あなただけの未来の公園を想像してみましょう。
どんなアイデアでもOKですが、
いきなり考えるのは難しいかも…という方のために、
ちょっとだけアイデア探しのコツをお伝えしますね💡
どんな公園があるか調べてみよう
世の中には、どのような公園や遊具があるのだろう?
まずは、個性あふれる公園を一緒に見てみよう!
世界には、その土地の気候や自然を活かした公園がたくさんあります。
たとえばオランダには、暖かい気候を活かして、
春先に一面のチューリップがみられる美しい公園があります🌷

アメリカには、火山の熱で温められた泉が七色にきらめく、
とても美しい国立公園があります。

そして日本にも、魅力的な公園がたくさんあるんです!
障がいの有無などにかかわらず、
すべての子どもたちが一緒に遊べることを目指した
「インクルーシブ遊具広場」のある公園。

大小さまざまなタイヤでできた遊具がある、ユニークな公園。
公園の中には3,000本以上のタイヤがあり、
特に、タイヤでできた大きな怪獣は、子どもたちにも大人気です!

この春、設置された児童用複合遊具。
いろいろな遊びの要素があり、緑の多い景観に調和するデザインは
子どもからも大人からも人気で、みんなに親しまれています!

どうでしたか?
いろいろな公園があっておもしろいですよね!
大阪・関西万博で見られる、未来の公園のすがた
2025大阪・関西万博で行われている「大阪ウィーク」では、
7月24日(木曜日)と7月25日(金曜日)の2日間、
未来の公園について体験できるイベントがあるんです!
みどりの公園ゾーンでは、VR(仮想現実)で未来の鶴見緑地を体験できたり、
雑草を刈り取るロボットや、園路で太陽光発電を実現する「路面ソーラー」など、
最新技術の展示を見ることができます。
みんなで話そう、未来の公園について
未来の公園について、イメージがふくらみましたか?
紙とペン、色鉛筆も用意して、思い思いにデザインしてみましょう!
描いた絵と一緒に、
- なぜこんな公園をつくりたいと思ったのか
- どんな人に使ってもらいたいか
- どんな技術が必要になりそうか
などもまとめてみると、夏休みの自由研究にもなりますよ。
家族や友達など、みんなでアイデアを出し合って、
もっともっとすてきな公園を一緒に考えてみてください!
※公園で遊ぶときは、公園のルールを守り、
安全に気をつけて、みんなで仲良く遊びましょう。